ぐっすり眠りたい人へ。睡眠障害のメカニズムと治し方について

考える女性

種類について

医療関係者

ひと口に、「ねむれない」「不眠症である」と言っても、その種類はいくつか存在しています。
「確かにちょっと寝苦しい日が続いているけれど、睡眠障害とか、不眠症とか、そんな仰々しい名前の病気とは関係ないだろう」
そんなふうに考えている人でも、実は不眠症の種類を見て夜の自分と照らしあわせてみると、確かに不眠症であるという場合があるのです。

一般に、不眠症のイメージと言えば、カチコチと時計の針の音がする中で、絶えず寝返りをうちながら羊を数えている人の姿でしょう。夜の初めから朝まで、そういう感じに過ごすことが不眠症であり、睡眠障害というものなんだと、私たちは思いがちです。
しかし、必ずしもそうであるとは言えません。例えば、不眠症には「入眠障害」と「熟睡障害」という2種類のものがあります。
どちらの場合でも、夜の間に一睡も出来ないというわけではありません。前者の場合には、文字通り眠りに入るところで引っかかってしまって、なかなか眠りにつくことが出来ないという症状を表しています。
何時間もかけてようやく、明け方近くに眠りにつくことが出来るというのが入眠障害なのです。
一方、後者の場合には眠ることが出来るけれど眠った気がしないというもの。浅い眠りが延々と続く感じで、ぐっすり身体を休めることが出来ないという症状です。

ドクター

不眠症とは逆に、「眠りすぎてしまう」という睡眠障害が、その名も過眠症と言われているものです。必要以上に眠りの時間を過ごしてしまって、日常生活に支障をきたしてしまうというパターンがあります。
夜に寝て朝起きることが出来ない。そんな症状がまずは思いつくでしょう。いくら眠っても寝足りずに、起きなければならないのにふとんから出ることが出来ない。
もちろん、疲れた日の翌朝などには私たちはブツクサ文句を言いながら寝ぼけまなこをこすって目を覚ましますが、過眠症ともなるとそもそも「起きよう」というところまで身体を持って行くことが出来なくなります。
起きて準備をしなければ大変なことになる(会社や学校に遅刻する、デートに遅れる)ということよりも、今のこの眠りから離れることが出来なくなってしまうのです。

その他、これは10代の少年少女に多い症状として、昼間に何の前触れもなくいきなり短い眠りの時に入ってしまうという過眠症があります。
いわゆるナルコレプシーと言われている症状で、ちょっと面白い話をしていて笑ったり、ヤブからヘビが出てきてビックリしたりすると、それがスイッチのように作用して眠りに入ってしまうのです。
全世界的に見て、1000人から2000人の中に1人という確率ではありますが、この症状に当てはまる人がいると言われているのです。